点描仏画の下絵につきまして

「点描仏画を描いてみたい」

というお声をいただきまして、最初に悩んだのが、

「下絵をどうする??皆さん仏画は描けないよね??」

と言うことでした。


絵心不要な写仏と異なり、黒の厚紙に仏を描き点描で形を取る「点描仏画」では、

「自分で下絵を描けないと話にならない」

のです。


また仏画とはことなり、点描画は描いた方が

「自分の作品として販売する」

ことも多数あるようです。

(仏画ももちろんありますが、「売れる」ほどの仏画を描くまでには教室に数年通う必要があります)

世の中には数多の「仏画下絵」が販売されておりますが、著作権のある下絵を使い描いた点描仏画を、

「自分の作品として売る」

方が出てくると問題が生じる場合もあります。


結果、

・わたしの描いた下絵を転写していただく。

・セミナーには「下絵の使用権」を付加することで、学んだ方が仏画を販売することも可能な形を取ることにいたしました。

■ダラムサラ(チベット亡命政府)やネパールで購入したチベット仏画教本


チベット仏画はこのような「スケール」命です。

経典で定められた持物や印だけではなく、インド舞踊の型1つ1つを体現していると言われている曼荼羅の神々は「身体の形」がとても重要なのです。

■「紙と定規、鉛筆」を用意。

■まずは左下の釈迦正面顔のようなパーツから始め、徐々に複雑な図像を描くようになります。


この「スケール」を継承することで、何100年経とうとも、どの絵師が描こうとも「仏の形」が護られ続けて来ているのです。

※ここがまた「仏画下絵の著作権」が微妙な所でもあるのですが、詳しくはセミナー内で。



「点描曼荼羅を描きたい!」

という方々のスタートを「仏画を画く」ことからにしてしまうと、点描に行き着くまでに1年以上かかりそうですので、今回はわたしの下絵&使用権付与の形にしました。

(わたしもそんな時間を「点描曼荼羅」に割く気はありませんし、そもそも仏画を教える気はないので^^;)


とはいえ、ご自身で下絵が描ければ「どのような仏でも」点描仏画で描くことは可能です。

自分で仏を描ければ著作権を気にする必要もありませんし、当校のセミナーを受ける必要もないかもしれません(笑)。

ご興味ある方は時間はかかりますが、別途「仏画」を学ばれることをお勧めいたします。

■右はスケールを取らず適当に描いたグリーンターラ。左はスケールに則り描いたグリーンターラ。

身体の重心が全然違うことがわかると思います。。。

■「仏画そのもの」だと点描で再現できないので(特に顔)、顔を簡易的に替えることにしました。